神奈川県横浜市の永代供養墓・納骨堂・合祀墓の費用相場!選び方や注意点も解説

「お墓の承継者がいない」「家族に負担をかけたくない」と考える方が増えています。
こうした現代のニーズに応える新たな供養方法として「永代供養墓」が注目されています。
本記事では、横浜市のお墓について、基本的な知識や費用などを解説します。
横浜市でお墓の購入などを検討している場合は、ぜひ参考にしてください。
お墓の種類

これまでお墓といえば、お寺や霊園から土地の使用権を購入し、そこに墓石を建てて家族単位で承継していくいわゆる一般墓が主流でした。
しかし、昨今では多種多様なニーズに応えるべく様々なタイプのお墓が登場しています。
大きく分類すると、従来からある永代供養墓と有期型供養墓(有期墓地)の2種類に分けられます。
永代供養墓とは
永代供養墓は、代々に亘って途絶えることなく供養され続けていくお墓のことを指し、遺族や子孫、寺院や霊園が管理・供養を行います。
従来型の一般墓、使用期限の定められていない納骨堂、合祀墓・合葬墓等は、永代に亘り供養され続けていくことを念頭に置いているので、ここに分類されます。
有期型供養墓(有期墓地)とは
それに対して、有期型供養墓(有期墓地)とは、土地や区画の使用権の期限、管理・供養する人、期限後の遺骨の扱いが契約によって明確に定められたお墓のことを指します。
例えば50年間は従来のお墓と同様に遺族が管理・供養をし、期限後は自動的に合祀墓に移され霊園が管理していくという契約がこれにあたります。
50年を永い年月と捉え、これを永代供養墓と呼ぶ場合もあるようですが、永代供養墓(永代に亘って供養されるお墓)本来の意味からは遠く、混乱を避ける為あえて有期型供養墓(有期墓地)と記載しています。
一般墓とは
一般墓とは、墓石を建てて家族単位で使用・承継していく、いわゆる従来のお墓のことで永代供養墓の一種です。
一般墓は、土地の永代使用料や墓石代、年間管理費が必要になります。
承継者がいない場合、墓じまいをして合祀墓に移す必要があり、それを怠ると無縁墓になってしまうリスクがあります。
これに対し、合祀墓や合葬墓は、契約内容によりますが、寺院や霊園が供養・管理を担い、契約者や遺族が管理の手間を負う必要がない場合もあります。
遺骨の納め方
遺骨の納め方には主に「合祀墓」「個別墓」「合葬墓」の3つの形態があり、それぞれ特徴や費用、管理方法が異なります。
合祀墓は遺骨を骨壺から出して他の方と一緒に埋葬をします。
個別墓は専用の区画に骨壺のまま納骨するタイプです。
合葬墓は個別墓と同様骨壺のまま納骨しますが、共同の場所に安置されるタイプのものです。
それぞれ比較すると下表のようになります。
納め方 | 供養・管理方法 | 遺骨の扱い | 特徴 |
---|---|---|---|
合祀墓 | 他の遺骨と一緒に供養する | 骨壺から出して合祀される | 最初から他人と一緒 遺骨の返還はできない |
個別墓 | 個別で供養する | 骨壺のまま個別安置される | 他の人と同じ場所に納骨されない |
合葬墓 | 他の人と一緒に供養する | 骨壺のまま安置される | 他の人と同じ場所に納骨されているが個別にはなっている 遺骨の返還はできない |
永代供養墓と有期型供養墓のメリット・デメリット
永代供養墓と有期型供養墓はそれぞれメリットとデメリットがあるので、双方を確認しておきましょう。
永代供養墓のメリットとデメリット
永代供養墓は永代に亘って供養され続けるお墓である為、「手厚い供養」をすることができます。
しかし「手厚い供養」という部分が遺族の重荷となり、逆にデメリットと捉える方も少なくありません。
また合祀墓であればお寺や霊園に管理や供養を任せることができる為、遺族の負担を減らすことができます。
しかし遺骨が他の人と一緒になってしまうこと、合祀後は遺骨の返還ができないことがデメリットと捉える方もいるでしょう。
有期型供養墓のメリットとデメリット
有期型供養墓はお墓の使用権に期限が設けられている為、費用面を抑えることができます。
また、期限後は合祀墓に移されるのが一般的で、遺族の負担を減らすことができます。
お子さんのいないご夫婦や高齢の方にとってはメリットといえます。
しかし従来通りの手厚い供養を求める人にとって、この「使用期限」はデメリットとなるでしょう。
それぞれのご家庭の事情によって捉え方が異なる為、一概にメリットやデメリットと言うことはできません。
供養方法と費用面についてご家族と良く話し合うことが重要です。
神奈川県横浜市の永代供養墓・納骨堂・合祀墓の費用相場と内訳
横浜市内では、永代供養墓や納骨堂、合祀墓の需要が高まっています。
各種供養方法の費用相場や内訳を把握することで、予算に合った選択が可能です。
横浜市の永代供養墓の費用相場と内訳
横浜市の永代供養墓の費用相場は個別墓の場合で50〜150万円、合祀型は5〜30万円が目安となります。
管理費が不要な施設もありますが、年間管理費がかかる場合は5,000〜10,000円程度です。
追加費用として、納骨時の法要費や墓誌彫刻代が発生することがあります。
個別安置期間終了後は合祀を行うことが一般的で、期間や合祀時期の確認も重要です。
施設によっては、法要や供養の内容、参拝のしやすさなども異なるため、契約前に詳細を比較検討することが大切です。
横浜市の納骨堂の費用相場と内訳
納骨堂の費用相場はロッカー式は20~80万円、位牌式は10〜30万円と幅があります。
屋内型は高額になる傾向があり、年間管理費は6,000〜1万円程度です。
個別安置期間終了後は合祀となる場合が多く、追加費用として納骨法要費や彫刻費がかかることがあります。
契約時には、管理費や追加費用の有無、安置期間や合祀のタイミングなどを必ず確認しましょう。
横浜市の合祀墓の費用相場と内訳
合祀墓の費用相場は1霊あたり10〜30万円程度です。
最初から合祀される場合は管理費が不要なことが多いですが、施設によっては年間管理費が必要な場合もあります。
追加費用として法要やプレート作成費などが発生するケースも見受けられます。
費用重視の場合は合祀墓が最も安価な選択肢となりますが、供養方法や参拝のしやすさも考慮しましょう。
永代供養に関して、費用相場を次の記事でも解説しています。あわせて確認してください。
お墓の選び方と注意点

お墓は、ライフスタイルや家族構成に合わせて選ぶことが重要です。選択時のポイントと注意点を解説します。
あくまでも契約内容によりますが、合祀墓・合葬墓、永代供養墓(有期型供養墓)は、跡継ぎがいない方や家族に負担をかけたくない方に向いています。
費用を抑えたい方や、宗教・宗派を問わず利用したい方にも向いています。
単身者や夫婦のみで納骨したい方、将来の管理が不安な方も選ばれています。
他にも都市部でお墓の維持が難しい方や、遠方に住む家族がいる場合にも利用が広がっています。
家族構成やライフスタイルの変化により、合祀墓・合葬墓、永代供養墓(有期型供養墓)のニーズは今後も拡大するでしょう。
プラン選びのポイント
ひとえにお墓といっても様々なプランや霊園毎の呼称がある為、わかりづらいのが現状です。
お墓の呼び名はともかく、お墓選びの軸となる以下の項目を基準にして選ぶのが良いでしょう。
①使用期限の有無
10年や33年、50年と使用期限の有るものを「有期型供養墓」や「有期墓地」といい、使用期限の無いものを「永代供養墓」といいます。
「永代供養墓」は近頃良く耳にする言葉なので混乱するかもしれませんが、その実は「使用期限のないお墓の総称」であり、合祀墓も一般墓もここに含まれます。
②形態
従来の外墓地、納骨堂(機械式搬送型、ロッカー式等)、合祀墓・合葬墓、樹木型等があります。
③管理・供養主
遺族がするもの、最初からお寺や霊園がするもの、期限を設けて途中からお寺・霊園に代わるものがあります。
④遺骨の納め方の種類
骨壺や供養袋で個別、骨壺や供養袋だが納める場所は他人と共同、骨壺から出して他人と共同で埋葬といった種類があります。
⑤期限後の遺骨の扱い
使用期限の有る有期型供養墓の場合、期限後の扱いを確認しておく必要があります。
多くの場合そのお寺・霊園の合祀墓・合葬墓に移されることがほとんどです。
また使用期限のない外墓地や納骨堂でも、承継者がいない場合、いつかは遺骨を合祀墓に移す手続きをしなくてはいけません。
まずはどのような供養をしていきたいかを考えましょう。
家族が代々承継していきたい場合は、合祀・合葬墓ではない個別の永代供養墓が選択肢になります。
そのなかでも、管理面の負担を軽減したいならば納骨堂を選んでみてください。
永代供養墓とはいっても、管理を施設や寺院、霊園などに任せられる契約も可能な場合もあるので、購入時に相談してみましょう。
この他にも管理費や追加費用(納骨法要費・墓誌彫刻費など)も、契約前の確認が必要です。
施設の運営実績や管理体制、スタッフの対応も見学時にチェックすることが大切です。
契約後の解約や返金規定も確認しておくと安心です。
アクセスの良さも重要で、自宅から近い、公共交通機関で行きやすい立地を選ぶとお参りがしやすくなります。
バリアフリー対応の施設や、ペットと一緒に納骨できる区画も増えています。
契約・申込時の注意点
契約内容の詳細を理解し、個別安置期間や合祀時期、費用の内訳を必ず確認してください。
宗教・宗派の条件や、他の宗教者による供養が可能かも事前に調べておきましょう。
家族や親族の同意を得ておくことで、後々のトラブルを防げます。
施設の見学を行い、運営実績や管理状態、スタッフの対応を直接確認しましょう。
契約後の解約や返金規定も確認しておくと安心です。
契約書の内容は必ず書面で確認し、不明点は事前に質問しましょう。
よくある質問・Q&A
ここからは、永代供養墓に関する疑問に回答していきます。
宗教・宗派の制限は?
多くの永代供養墓は宗旨・宗派を問わず受け入れていますが、寺院によっては在来仏教限定や、寺院の宗派のみ受け入れの場合もあるため、申込前に必ず確認しましょう。
宗教的な制限がある場合、希望する供養ができないこともあります。
納骨後の供養・法要は?
納骨後も遺族の希望に応じて法要を行えます。
年忌法要やお彼岸・お盆の合同法要など、寺院や霊園が定期的に供養を実施しています。
個別法要を希望する場合は、別途お布施が必要です。施設によっては、合同供養のみの場合もあるため、事前に供養内容を確認しましょう。
合祀後の遺骨の取り扱いは?
合祀後は遺骨を他の方と一緒に埋葬するため、個別に取り出すことはできません。
合祀のタイミングや方法は契約内容によって異なりますので、事前に確認しておきましょう。
合祀後は個別の墓誌やプレートが設置できない場合もあります。
まとめ
合祀墓・合葬墓、永代供養墓(有期型供養墓)は、継承者がいない方や家族に負担をかけたくない方、費用を抑えたい方にとって有効な選択肢です。
横浜市内には多様な施設があるため、費用や供養内容、立地などを比較しながら、自身や家族に合ったプランを選ぶことが大切です。
関内陵苑は、従来の手厚い供養ができる個別の永代供養墓です。
室内型の機械式納骨堂の為、天候に左右されることもなくお掃除も不要です。
宗旨・宗派問わずどなたでもご利用になれますので、見学などはお気軽にお問い合せください。